お肌の為には外側からだけでなく、内側からもきちんとケアしたいですよね。
でも、日常的に摂取しているものが実はお肌に悪影響を及ぼしている事も…。
何がお肌に良いのか、何がお肌に悪いのか、しっかり把握してハリのある潤い素肌を目指しましょう!
目次
お肌は内臓の鏡
「便秘のせいで肌荒れが~」なんて経験ありませんか?
食べ物を食べると、人の体は小腸でその栄養素のほとんどを吸収し、大腸では水と一部のビタミンを吸収します。
しかし腸が不調になると、栄養素を十分に吸収出来ず皮膚の健康を維持出来ないのです。
また、便秘になると便から発生する毒素が血液中に溶け出し、ニキビや湿疹といった肌トラブルを招きます。
内臓の健康は、お肌の健康でもあるんですね。
お肌に良い3大栄養素
ここでは、お肌に良い代表的な栄養素をご紹介します。
この栄養素がどんな食べ物に多く含まれているかも、後ほどご説明しますね。
抗酸化作用の高い「β-カロテン」
β-カロテンは、緑黄色野菜に多く含まれる赤橙色の色素です。
人参(Carot)から発見されたので、カロテン(Carotene)と名付けられました。
抗酸化作用が高く、皮膚や粘膜を強くして肌荒れを防いでくれます。
体内では必要量に応じてビタミンAに変換され、ビタミンAとしても働きます。
β-カロテンは体に蓄えておけるのがポイント。
水には溶けず油に溶けやすい性質なので、油で炒めたりすると吸収が早いです。
肌の材料である「たんぱく質」
皮膚・筋肉・髪などを作るには、材料であるたんぱく質が必要不可欠。
コラーゲンもたんぱく質から構成されているんですよ。
体内でビタミンAを運搬する際も、たんぱく質が必要になります。
たんぱく質は日々の代謝で使われているので、毎日しっかり摂取する事が大切です。
保湿、美白に「ビタミンC」
お肌に良いで有名な栄養素であるビタミンC。
メラニン色素が作られるのを防いでくれるので、シミの予防や美白に効果的です。
シミ予防にはビタミンAも有効ですが、ビタミンCは既に色素沈着を起こしてしまったシミにも効果があるのが嬉しいですね。
コラーゲンの生成を助けて、お肌のハリも保ってくれます。
抗酸化作用が高く、アンチエイジングにも効果あり。
摂り溜めは出来ないので、毎日摂る習慣をつけましょう。
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お肌に良い食べ物・悪い食べ物
ここではお肌に良い食べ物、特にβ-カロテン、たんぱく質、ビタミンCが多い食品をご紹介します。
お肌に悪い影響を及ぼす食べ物も併せてご紹介しますので、日常的に摂りすぎてないかなど注意してみてください。
お肌に良い食べ物
モロヘイヤ
モロヘイヤのβ-カロテン含有量は、野菜の中でもトップクラス!
100gあたりの含有量で見ると、人参よりも多いんですよ。
ビタミンCも多く含んでいる他、生活習慣病予防に効果的なビタミンEも摂取出来ます。
その他にも、ネバネバ成分である「ムチン」や、ビタミンB群、ミネラル、鉄分など健康と美容に良い成分が沢山含まれています。
卵
卵は栄養が豊富な食べ物です。
たんぱく質を豊富に含むほか、ビタミンAも含まれています。
また、卵黄に多く含まれる「ビオチン」は皮膚や髪の健康に深く関わる栄養素です。美肌効果、育毛効果、白髪を減らす効果などが期待出来ます。
パプリカ
パプリカはビタミンCを多く含む野菜です。
色によって含まれる栄養素も若干異なります。
- 赤パプリカ…赤色の秘密は「カプサイシン」。その抗酸化作用はβ-カロテンを上回ります。
- オレンジパプリカ…オレンジ色は、人参の橙と同じく「β-カロテン」です。
- 黄パプリカ…黄色は「ゼアキサンチン」で、ブルーライトを吸収して目を守ってくれます。
その他3大栄養素を多く含む食べ物
β-カロテンを多く含む食べ物(100gあたりの含有量)
- しそ(11,000μg)
- 人参(8,600μg)
- バジル(6,300μg)
- ほうれん草(5,400μg)
- かぼちゃ(4,000μg)
※モロヘイヤ100gあたり約10,000μg
たんぱく質を多く含む食べ物(100gあたりの含有量)
- フカヒレ(83.9g)
- あじ(27.5g)
- いわし(25.8g)
- 鶏ささみ(23.0g)
- 納豆(16.5g)
※卵100gあたり約16.5g
ビタミンCを多く含む食べ物(100gあたりの含有量)
- アセロラジュース(120mg)
- レモン(100mg)
- ゴーヤ(76mg)
- ピーマン(76mg)
- キウイフルーツ(69mg)
※赤パプリカ100gあたり約170mg
お肌に悪い食べ物
内臓に負担をかけるものや、体を冷やすものは肌トラブルを招く可能性が。
お肌に良い食べ物と併せて、悪い食べ物も知っておきましょう。
コーヒー
コーヒー等に含まれるカフェンは、ビタミンCを破壊して新陳代謝を遅らせます。
また、カフェインには利尿作用があるので、水分が不足してお肌の乾燥の原因にも。
ファストフード
脂質の多い食品は肌を酸化させて、コラーゲンの生成を妨げます。
ファストフードや揚げ物などを頻繁に食べるのは避けた方が良さそうです。
冷たい飲み物・食べ物
内臓が冷えると全身の血行が悪くなり老廃物を排出しづらくなります。
キンキンに冷えた飲み物や、アイスクリームなどは摂りすぎないようにしましょう。
まとめ
食の欧米化に伴い肌荒れで悩む女性が増えています。
お肌の為に、日頃から食事には気をつけたいですね。
他の栄養素と一緒に摂る事で効果を発揮するものも沢山あるので、お肌に良い栄養素を集中的に摂るだけでなく、バランスの良い食事を心がけましょう。